いつまで施術するか

先日に初診の方が来られました。「腰痛がツラくてよくしたい」とのことでした。その方は、他院で施術を受けていたようですが、そこでは施術後に翌日の施術の予約をとる、また翌日には次の予約をとると繰り返し、2週間毎日通ったのに、腰痛がよくならないと言っていました。

そして、「どのくらいでよくなるのですか」と質問がありました。患者さんにとっては気になることだと思います。

他の方からも「いつまで通ったらいいですか」「何回くらいでよくなりますか」「どのくらいの期間でよくなりますか」と聞かれることがあります。

そこで私は体の状態の説明をして、だいたいの目安は伝えるようにはしております。ただし、前提としては「悩みや不調が消えるまで」があります。

目標が、とりあえずは痛みがあっても軽減できればよしなのか、痛みが気にならないくらいにはなりたいのか、あっちもこっちもよくしたいのか、もっと先を目指したいのか、 にもよります。

また、患者さん自身で体を管理できるようになることも重要です。何をすれば体が変わるかというようなことです。

あとは、施術者によります。そういった質問をさせてしまっている時点で、施術者の力量不足ではあります。技術、理解力、伝え方含め総合的な力不足です。目的がずれてしまっていたり、同じゴールが見えていなかったりもあります。精進してまいります。

患者さん個々によったり、施術者によるというと、元も子もないようで、そうした質問の患者さんへの答えになっていないかもしれませんが、これは実際そうだと思います。何かすっきりしないかもしれませんね。

さらに大きくいうと、整体には終わりはありません。かなりよい体の状態のステージでも、段階を踏んだ施術があるとされます。

・・・何年も積み重ねてきた歪みや不調ですから、一気によくなることが難しい場合が多いです。そのために施術を積み重ねることは必要となります。もちろん患者さんはよくなりたいわけですので、私もそのお手伝いを十分にできるように、説明していきたいと思います。

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ぶちこふ
大学生時代は解剖学教室で骨形態の研究、査読論文執筆掲載。元日本解剖学会員、元健康運動指導士。 美容整体院での施術歴が長く、現在はフリーの整体師となり、日本古来の療術にハマっています。 技術・知識・人間性総じてまだまだ発展途上ですが、向上していくよう精進します。