どこかが痛くてツラいという人はいますが、シビレてツラいという人もいます。シビレの症状にも、神経に直接に問題があるとか、血液循環がよくないとか、また問題が複合しているとか、いろいろと理由はあります。
今回は整体の側面から見たシビレる問題について書いていきます。
ここでは、シビレるのは手(腕)や足(脚)としますが、それは”体の使い方がよくなくて、血液循環もよくないから”と捉えます。上記のように理由はいろいろとあるので、もちろん全てのシビレに当てはまるわけではありません。
シビレが出やすいのは、負荷がかかりやすい部位や、機能・感覚が低下しやすい部位です。こうしたところは筋肉につながる神経に充分に血液が供給されにくく、感覚異常が生じてしまい、それがシビレとなっているものです。
血液循環についてですが、その分布を司令しているのは自律神経の働きです。そして全身の一括管理ではなく、例えば上半身と下半身、右半身と左半身のように、分割で血液循環(量)が管理されます。
体の機能に不具合の多い人ほど、分割が細かくなります。ということは、部位ごとに血液循環の差が出てしまうのは当然であり、さらに不具合(ケガをした、関節がおかしいなど)も加われば、部位ごとに感覚の差も生じることになります。
こうした差から、前述の負担がかかりやすい部位や感覚の低下しやすい部位が出ることで、シビレにつながることが多いのです。
もちろん、温めたり施術を受ければ一時的には循環がよくなり、シビレはラクにはなります。
しかし、そもそもが自律神経によって血液循環が管理されているために、体自体の崩れたバランス(使い方)が変化していかない限りは、シビレにつながる循環そのものはよくなっていかないのですね。
(補足:ある部位の血液循環がよいと、その部位の感覚<神経>もよく、そこへの脳の意識も強まります。)
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