レンガ職人

私がよくいくご飯屋さんの話です。
ある店員さんはいつも同じミス(オーダー間違い)をしています。お客さんの注文をしっかりきいていなかったり、注文を伝票にかいていなかったり、です。つまらなそうな感じでやっていますね(笑)。(あくまで私がみてですので、内部事情はわかりませんが…。)

ある日、別の店員さん(新人)の接客を受けました。指導係の店員さんがつき、おどおどしながらも笑顔で頑張っている様子でした。しかし、しばらくするとバイトリーダーに昇格したのでしょうか、前述のできない店員さんにも指導していたり、お客さんに対しても気がきく、気持ちのよい接客をしておりました。

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各々の成長度合いや向き不向きなどあるのでしょうが、こうした成長の差を感じる光景をみて、イソップ寓話の”3人のレンガ職人”を思い出しました。

ある旅人が途中で会ったレンガを積んでいる人に「何をしているのか?」と尋ねていく話なのですが、

一人目は「レンガを積んでいるだけ」。
二人目は「壁をつくっている。この仕事のおかげで家族を養っていける」。
三人目は「歴史に残る偉大な大聖堂をつくっている。こんな仕事をできて光栄」。
とそれぞれが答えました。

みんな仕事の内容・役割が同じ、賃金も同じなのに、働く意識や目的意識が違っているのですね。(一人目はただ作業をしている、二人目はおカネ稼ぎのため、三人目はみんなを笑顔にしたい。)

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別の話では、コップの半分まで入っている水をみて、半分しかない/半分もあるというように、同じこともの事実をみても、その解釈や捉え方は各々によるということです。言い換えれば、自分で自由に捉えることができるのですね。

もちろん仕事ではきついこともあり、ラクにおカネが手に入るわけではありません。(ラクに稼いでいる人やうまくいっている人も、そうみえるだけで、実はそれ以前にかなり勉強していたりと努力しているはずです。)

そんなときに、”どんな仕事をいたいか”や”どんな人になりたいか”など、目指すところや目的が明確であれば、つらいことも目的を達成する一部であると捉えられ、そこで立ち止まってはいられないはずです。(明確でなければ、相手が笑顔になることや喜ぶことを考えてみるといいと思います。)(レンガを積むこと自体がめちゃくちゃ楽しいという人もいるでしょう。)

そうなってくると、うまくいかないことがあれば、どうやったらうまくいくか考えられますし、足りないことも行動しているからこそ気付けるようになります。楽観的で前向きでいれれば、仕事が楽しく好循環となっていくと思います。

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飲食店の話:ら~めん屋での話

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ぶちこふ
大学生時代は解剖学教室で骨形態の研究、査読論文執筆掲載。元日本解剖学会員、元健康運動指導士。 美容整体院での施術歴が長く、現在はフリーの整体師となり、日本古来の療術にハマっています。 技術・知識・人間性総じてまだまだ発展途上ですが、向上していくよう精進します。