体のまとまり

以前の記事”体軸“や”目標“で、軸について触れました。軸を拠り所/支えとして体が機能していったり、体の使い方の焦点が合う/まとまるといった話です。

今回は”体の統合”ということについてですが、統合とは、ある部位のまとまりでなく、筋肉も骨も内臓も体の組織すべてがまとまって機能している、ということです。

施術によって体の機能が向上/改善していき、全身のバランスが整って統合し、自然な体になっていけると理想です。しかし、施術を積み重ねていっても、体はかなり良くなってきているのに、また症状が再発してしまうような人もいます。

体はある安定したところを中心(軸だったり脊椎だったり)として、全ての組織がまとまって機能していればよいのですが、不調の人では間違った中心となっていたり、まとまりがなかったりしています。

こうした場合、施術において体の”統合”ということが必要となってくるわけですが、各組織の機能は改善されていっても、それぞれがバラバラになっているのではなく、体全体として機能するという一体感も必要なのですね。

体は全身がバランスを取って機能するわけですが、あるところで不調が出れば、全身のバランスも崩れてしまいます。仮にある部位の痛みがなくなったとしても、全身のバランスが悪いままであれば、再発してしまうわけです。

まとまりのある体になるには、細かいところまで整う必要があるとされ、だいぶ先々のイメージかもしれませんが、改善に向かって地道に施術をしていきたいと思っております。

(【統合】:複数の物や事を「それらが一体となって機能するように、組み込む、統合する」という意味 参考:JEOL https://www.jeol.co.jp/words/emverbs/search_result.html?keyword=%E7%B5%B1%E5%90%88%E3%81%99%E3%82%8B)

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ぶちこふ
大学生時代は解剖学教室で骨形態の研究、査読論文執筆掲載。元日本解剖学会員、元健康運動指導士。 美容整体院での施術歴が長く、現在はフリーの整体師となり、日本古来の療術にハマっています。 技術・知識・人間性総じてまだまだ発展途上ですが、向上していくよう精進します。