動物から学ぶ3

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【ミツバチから学ぶ】

・ミツバチは、階級制の社会を築き、集団生活を営みます。

・そのなかの働きバチは幼虫の世話、巣の修復、保持、自衛など、いろんな仕事を分担して行っています。最も代表的な主食であるハチミツを集める作業も、ここに含まれます。

エサ係のミツバチが集めた蜜は、巣の中の貯蔵係に渡されるのですが、貯蔵係はエサ係より数が少ないのです。そのため、蜜を渡すための順番待ちができるのですが、あとからきたミツバチに割り込まれて順番が回ってこないミツバチもいます。

それは、貯蔵係は巣に到着した順番でなく、糖度の高いよい蜜を優先的に受け取っているからです。つまり、品質の悪い蜜しか持ってこないミツバチは、ずっと順番を待ち続けることになるのです。

しかし、よく仕事ができて働けるミツバチは、次々と仕事が回されて寿命が極端に短くなってしまいます。

・人は働かなければ食べていけませんが、働くことは決して楽しいことばかりではありません。不真面目では仕事が与えられず、真面目すぎても身を滅ぼすことになります。

何にどう時間を使うのか、そのさじ加減で美味しくもマズくもなるのが人生です。

【ライオンから学ぶ】

・言わずと知れたサバンナの王者とされるライオンです。ライオンは1~2頭のオスと10頭前後のメスで構成される”プライド”という群れで生活します。

・狩りは主にメスが群れで行い、獲物となるのは小型のガゼルから大型のヌーまで多岐にわたります。(オスも狩りをしないわけではありませんが、大きい体格のために走るのが苦手です。オスの仕事は主に自分の群れを他のオスから守ることです。)

ところが、ライオンは決して狩りが得意ということでもなく、狩りの成功率は20%といわれます。小さい獲物には逃げられ、大きい獲物には振り払われてしまいますが、何度も何度も襲いかかるのです。

それでも獲物を手に入れられない場合は、ハイエナやチーターなどが狩った獲物を横取りします。狩ることを諦めてしまえば、群れの全員が餓死してしまうからです。

・人生には、挑戦しなければならない場面はありますね。そのなかで、たった一度の失敗でも、次に挑戦する意欲をくじいてしまうことがあります。

しかし、人生にとって最大の失敗は命を失うことであります。命がなければ、やりたいことも出来ず、成功も失敗もありません。つまり、それ以外の失敗は、どうとでもなるともいえます。

真剣に挑戦し続けていれば、うまくいかない原因も、うまくいく方法もわかるようになっていきます。成功するまで続ければ、失敗とはそもそもないものです。

・「死ぬ気でやれよ。死なないから!」と言った人もいますね(笑)。

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参考:麻生羽呂/篠原かをり著「動物が教えてくれる競争社会で生き残る方法」

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ぶちこふ
大学生時代は解剖学教室で骨形態の研究、査読論文執筆掲載。元日本解剖学会員、元健康運動指導士。 美容整体院での施術歴が長く、現在はフリーの整体師となり、日本古来の療術にハマっています。 技術・知識・人間性総じてまだまだ発展途上ですが、向上していくよう精進します。