寝る

“疲労回復の基本は睡眠”です。

現代人の”元気さ”は、たいていは交感神経の過剰な働きによるものです。
1日働いたりと活動して体力を使いきっても、睡眠によってその分の体力を回復できれば、交感神経の過剰な働きというのは不要です。
しかし、体力を使いきっても働き続けなければならない人も多く、そうした場合は動けないはずの体を、交感神経を過剰に働かせることで動かすしかないのです。
(エナジードリンクなどでカフェイン摂取しても、体が興奮状態となって元気にみえるだけで、疲労回復とは違います。)
そこからいつも通り寝たとしても、最大の体力までには回復しきれません。

例えば、100ある体力を使いきっても、寝たら100まで回復できると理想です。
しかし、100ある体力が0になっても働き続けると、-30となります。そこで睡眠をとっても70までにしか回復できないのです。

(さらに就寝前にスマホをみるなどは、脳が興奮したままの睡眠となり、睡眠時間がそのまま回復時間とはなりません。)

そうした生活を毎日繰り返すために、知らないうちに体への負担は増大し、睡眠の質も低下してしまいます。そして、疲労蓄積のない自然な状態には戻りにくくなります。(寝ても疲れがとれない。)

またそうした体では、感覚の低下によって疲れに気付けなく、本当は疲れているにもかかわらず、元気であると勘違いしてしまいます。
疲れを感じていても、たくさん栄養を摂って体を回復させようとする人もいます。でも、そのようなときは内臓も疲れているため、消化・吸収もうまく行えず、食べた分だけ余計に疲れます。(栄養摂取による活性化と疲労回復は違ったものです。また、しっかり睡眠ができていることでしっかりとした栄養摂取もできます。)

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活動して疲れたら、その分はしっかり休めないと、体が壊れて治りにくくなってしまいます。こうした体には、施術で感覚を元に戻していくことは必要ですが、疲れを感じたなら、しっかりと寝る時間をとれるといいですね。

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ぶちこふ
大学生時代は解剖学教室で骨形態の研究、査読論文執筆掲載。元日本解剖学会員、元健康運動指導士。 美容整体院での施術歴が長く、現在はフリーの整体師となり、日本古来の療術にハマっています。 技術・知識・人間性総じてまだまだ発展途上ですが、向上していくよう精進します。