体に不調を抱える人で、整体やリラクゼーションサロンにいったことがあるという人も多いと思います。そこでよく聞くのは「筋肉がかたくなっているから、ほぐす・ゆるめる」ということです。
ほぐす(揉む)というのは、筋肉にとって擬似的な運動を与えるということです。例えば、肩がこるということは、デスクワークでずっと同じ姿勢でパソコンをみて、ずっと同じようにキーボードをたたいている、というような、同じ体の使い方によって肩こりとなります。
そのような状態に対して、ほぐすという非日常的な外部刺激を与えることで、血液の循環が促進され、体がラクになると感じられます。また、こうして体がリラックスするということは、リラクゼーションサロンの目的でもあります。
しかし、肩がかたまってしまう体のバランス(使い方・脳の命令)自体が変わらない限り肩こりはなくならず、ラクというのも一時的となってしまいます。
(ただし、熟練した先生はこうした施術で肩こり自体もなくしてしまうそうです。私もゆくゆくはこうした精度の施術を目指したいですが、、、)
一方のゆるめることについては、私の整体での施術の場合は、強圧での押圧を多用しています。(施術について)
筋肉が緊張している部位に押圧という刺激を与えることで、さらに緊張させます。そうなると、筋肉はそのままでは壊れてしまうために、自らを守ろうとしてゆるむことになります。反動を利用したゆるめ方を用いているのです。
どういった部位に刺激するか・・・体は機能低下している部位を無理やり使うより、筋肉を緊張させてかためてしまうと、動きの負担が少なくなります。その筋肉の中でも力の集中しやすいところを特にかためるポイントがあります。ポイントとなるところは、体を動かす際の明確な支点となることで、その体の状態なりに動作をおこないやすくします。
そのポイントを狙って、緊張をゆるめていくことで、体のバランスを変えていきます。(実際はそのポイントを探すことは難しく、探せたとしてもゆるめるというのも難しいのですが、、、)
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