何か不調があると、例えば肩なら、肩まわりの重さ・かたさなどの似たような症状の場合に”肩こり”ということになります。名前があることで症状を客観的に整理することができます。
逆に症状に名前があることで、その範囲内での理解となり、症状は人それぞれなのに、肩こりと一括りになりがちです。
また、元気と思っていた人が、自身の体と同じようにされている症状をきいた場合、自身の体はおかしいのではないか、となってしまうこともあります。
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私の場合は、小さい頃から”耳鳴り”を感じていました。
あるときに、耳鳴りは何らかの病気が原因していることがある、ときいて、実は自分の体はおかしいのではないか、とネガティブに思うようにもなっていました。
症状としては、寝る前の音のない静かな部屋などで”ミー”とか”ジー”とかきこえています。
ただ、そうではあってもずっと耳鳴りがあるわけでもなく、日常生活に支障もなかったため、今日に至るまでに受診はしておりませんでした。
しかし、最近はゆっくりとした一人の時間を過ごせるようにもしていて、そのときの耳鳴りが気になりだし、気にするほどうるさく感じられます。
そこで、こうした症状について調べてみたのですが、
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“オイフォン”という生理的耳鳴りでした。
「えっ、それだけ?」(笑)
・・・ということは、ただの体の自然なメカニズムの一つというだけのことでした(笑)。
今まで自分の体はおかしいと思っていたのが一転、普通に働いている体なんだ、に変わりました。
こうした耳鳴りは二人に一人がきこえるようで、むしろ”体の働きをきけている自分は優秀だな”とも思うようにもなりました(笑)。
知らないことには興味を持つことはできませんが、知って不安になることもありますし、問題解決につながることもありますね。
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