体の土台となる足部ですが、この土台の安定感を得たい方、膝の負担を少しでも軽減したい方、落ちついた気持ちを得たい方などはご覧ください。
以前までの記事で、足部(膝下)の機能強化の重要性についていくつかアップしてきました。(簡単な足部の説明はこちら→足のはたらき)
私が実践していることでは、
・足部の一体感をつくるためのつま先立ち
・足裏の実感を得ながら歩く(ゆっくり動く、簡単実践7)
・足部に力が入った立ち方(立禅)
といったところを紹介しました。
今回は膝下(スネ)にある脛骨と腓骨(脛腓)の感覚を意識するための方法です。
やり方は、スネの上端と下端にバンドを巻くだけです。バンドで押さえられていることで、脛腓の意識が出てきます。歩いたり、動いたりすると、より意識が強まります。
使用するバンドは、野球選手が使っている”ストッキングバンド”(ストッキングが落ちてこないように留めているもの)がちょうどいい感じで、私は使用しております。
マジックテープで留める位置やキツさを調整できるゴムバンドなのですが、私は動くときに窮屈すぎるのも嫌なので、軽く巻いています。ちなみにスポーツ用品店で野球用ストッキングバンドを、大人用(左右セット)528円、子供用(左右セット)484円で購入しました。
バンドを巻く位置ですが、上端は膝下のくぼんでいるところ、下端はくるぶしのところです。
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ここで脛腓の感覚・機能についてまとめておくと、
①骨で立つ・・・体の不要な緊張を用いず、体の構造に沿った立ち方を得やすい。
②膝下バランス・・・つま先から下腿の一体感が強いと、体のバランスを膝下でとれ、全身の不要な緊張をなくせる。
③足部の衝撃吸収・・・足指(趾)の骨と合わせて関節が多いために、足が接地したときの力をうまく逃がせる。
④骨の感覚→脛腓だけというよりは、脳が骨の情報を正しく認知できれば、骨の位置情報が基準として正しい動きにつながる。
さらに視野を広げると、
⑤足の実感があることで、地面・地球に立ってる実感も得られると、
できることとできないことがはっきりわかる=自己の認識の精度があがる。
それにより、大脳発火の抑制(余計な脳の緊張抑制)→脳の誤作動が激減→循環器が楽できる(脳のエネルギー消費減少)
→休めば回復する身体。
⑥圧受容器・反射機能のボトムアップ(底上げという意味)(メカノレセプター)
→小脳中脳の活性化(小脳は主に運動機能の調整、中脳・脳幹は主に呼吸循環体温意識などの生命活動を維持するための機能。)
→免疫系の活性化
→自律神経安定
→精神安定。
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最近私はバンドを巻いて歩いておりますが、膝下の安定感がある感じがあります。そして、歩いているうちにバンドを巻いていることを忘れてしまっています。しかし、足元を見たり膝を屈伸すればバンドの存在=足部の意識ができます。何もないよりは、こうした少しの意識だけでも十分ですね。
また、バンドについてですが、ゆくゆくは野球用品でなく一般向けに商品開発しようと思います。それまで研究中ですので、企業様はちょっとお待ちください(笑)。
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