足について書かれたおもしろい本がありました。「魔女トレ」という本です。バレエでの指導を、スポーツや日常生活にも活かせるようにしていく内容で、足を重視しています。今までに私が学んできたことも書いてありましたので、復習をしながら今回はそれについてです。
以前にバレリーナを施術したときに、その方の足は”なんとなく足”という感じにみえるのでなく、”手のようにもみえる足”で、それに感銘を受けてバレエに興味をもったのがこの本を読んだきっかけです。
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・体の歪みや無意識の緊張が足を由来とするものなら、足を変えることで全身が変わる。(施術について)
・足の接地感・やわらかさがあるほど、スクワットや体幹トレーニングも効果的となり、インナーマッスルも使えるようになる。また、自身の体をより感じられることにつながる(自身の体に向き合うことを習慣化すること)。
・美しさを追及するバレエでは、正しい立ち方と正しい姿勢の維持は、身体各部の機能性を高め、協調性を維持し、動きの滑らかさと安定性を生み出す。こうしていくためには、体をしっかりと感じられることが重要である。
・しかし、一般の人に限らず、アスリートの多くでも、足が弱く地面を押せていなく(体を上へと引き上げる力が弱い)、また体への意識が希薄化している。
・著者は訓練を続けるうちに、足の強い安定感と、そこから強く動きやすい体へと変化してきた実感がある。
・「自分のことが分からない」と迷い・悩み・不安な気持ちの人も多く、そういった人では、”身体の感覚が乏しく”なっている。特に足の感覚が乏しい。地に足がついたと感じられると、「自分がここにいる・ある」と実感でき、それが本能的な安心感の一つになり得る。(体の意識)
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