私は施術を受けた方に「歩いてみたら?」という話をよくしています。理由は、
- 運動不足
- 脚を使っている人が少ない
- 気分転換になる
などとあるのですが、歩くことは疲れの回復の仕方とも関係するからです。
疲れを大きく分けるとすると、
- 仕事での疲れ
- 運動での疲れ 、となります。
仕事での疲れは、肩こり・腰痛など多くの人が日常的に感じる疲れのことで、いつも同じ体の使い方をすることによって、同じ部位ばかりに疲れを感じます。また、疲れないように動きも小さくなり、局部ばかりの偏った疲れといえます。
運動での疲れは、全身運動によって全身にだるさを感じるような、また心地よささえ感じられるような疲れです。
多くの人は仕事での疲れを感じていますが、この疲れの場合は回復しづらいものです。これを運動することで運動での疲れに変えてしまうと回復しやすくなります。
例えば、体全体の疲労感が10だとします。仕事で肩こりの人は、肩に10の疲れを感じます。肩ばかりに敏感に疲れを感じてしまいます。ここで全身運動をすると、脚も使うために、肩5・脚5のように疲れを散らせることができます。10回復するより、5回復の方が簡単に回復しやすいです。また運動での血流の変化で、敏感であった肩の意識も弱まります。
仕事で疲れたと感じるときは、偏った疲れの場合も多く、休む前に運動して、疲れを全身に散らしてみるといいです。
そのために歩くことは簡単にできる全身運動であり、私は「歩いてみたら?」と歩くことをススメており、私自身も歩く時間をとるようにしています。
コメントを残す