頭の骨(頭蓋骨)についてですが、
【頭(頭蓋骨)への施術を行うことがあります。
頭蓋骨はヘルメットのような一枚岩の骨ではなく、数個(枚)の骨が合わさって構成されています。そして、その骨同士の間には、ごく微小な開いたり閉じたりという動きがあるとされています。
しかし、その頭蓋骨の正常な動きがなされなくなると、神経の機能が低下して、頭部の圧力(頭蓋内圧)が高くなってしまいます。その結果、体に歪みや不調を来してしまうことがあり、そうした頭蓋骨の動きや圧力の改善を図るのが、頭の整体ということです。】
ということでした。(頭の整体より抜粋)
その頭蓋内圧の圧力改善=圧力分散についてです。
ここで、圧力(気圧)について
【(飛行機内の)水平飛行中の高度における機内気圧は約0.8気圧程度で、標高約2,000mと同じ環境です。(富士山5合目くらい)気圧変化は航空機の離陸後の上昇および着陸前の下降の各々15〜30分間に起こります。
気圧が低下すると体のなかのガス(=圧力)は膨張します。体の外に排出されない、あるいは排出できないガスは巡航中に膨らんでしまうため、患部や内臓を圧迫して痛みが出現したり、呼吸困難になることもあります。また、航空中耳炎を起こすことがあります。】
以上は飛行機に乗っているときについてですが、登山時や悪天候(曇りや雨の日)による低気圧において日常的にも人間の体では同様のことが起こっています。よく未開封のポテトチップスを山に持っていくと、袋がパンパンに膨らむように、人間の体も膨らむのです。
そして、その時に頭蓋骨の正常な動きがあると、頭も気圧に順応できることとなり、膨らむことができるのです。(ヘルメット状の一枚岩である一個の骨で頭蓋骨が構成されていると膨らめません。)
しかし、よく天気が悪い日に頭痛になるという方がいますが、これは体外の低気圧に体が順応できなく、頭蓋骨が膨らめないことで起きていることが多いものです。
そうした体になっているのには、一つは筋肉の緊張が関係しています。緊張により骨(関節)の動きが抑制されてしまうのですね。今回は頭での圧力の話ではありますが、他の部位でも溜まった圧力を逃がせない体であれば、それは不調へとつながっていきます。(例えば膝が痛い人では、膝関節に圧力が溜まりやすいです。)
そうしたことから、頭に限ったことではないですが、体の緊張度を下げていくことは、体のガス抜き(圧力分散)をしているともいえます。
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