メタ認知

簡単にいうと”メタ認知”とは、自分を客観的にみるということです。
自分や相手の目線でなく、第三者目線で全体を俯瞰していることで、もう一人の自分が斜め上から冷静に自分や目の前の出来事をみているイメージです。

例えば、誰かと意見が衝突してイライラしているようなとき、イライラの感情ばかりが強くなりがちです。
しかし、そこで「どうして相手は怒っているのか」、「自分の行いはどうであったのか」などとみれると、自分は”何にイライラしているのか”や”この場をよくするにはどうするのか”と考えていけるようになります。

つまりメタ認知ができると、感情や思い込みに左右されずに、状況を適切に判断したり行動できることにつながります。
さらに客観的にみれることは、ものごとを「つまり」や「要するに」とまとめたり抽象的に考えることもでき、ものごとの本質を捉えることにもなります。

逆にメタ認知の能力が低いと、感情に任せて場当たり的になり、相手のことを考えずに傷つけてしまうことになりやすいです。
また、自分がみている世界だけでの判断や考えとなり、自分を過大評価することで、自分の成長につながるアドバイスがあったとしても、まわりの意見をきく耳を持てないために、自分で自分の成長を遮ることになります。
そしてうまくいかないことが続く悪循環に陥ります。

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うまくいかないなと思う人や細かいところを気にしすぎる人は、一度全体を俯瞰してみてみると、今まで気にしていたことは実はそんなに重要でなかったりと気付くことができ、余計に考えていたことがなくなって頭がすっきりとした感じになりますよ。逆にやるべきことがみえてくるようにもなります。

ただし、特にそうした人は一人で悩みを抱えていることも多く、思考に頭を使いすぎると、常に気が張っていることとなり、疲労感も大きくなってしまいます。そこで重要な場面やイライラしているときなどでは、少し上から自分自身をみてみるのはいかがでしょうか。

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ぶちこふ
大学生時代は解剖学教室で骨形態の研究、査読論文執筆掲載。元日本解剖学会員、元健康運動指導士。 美容整体院での施術歴が長く、現在はフリーの整体師となり、日本古来の療術にハマっています。 技術・知識・人間性総じてまだまだ発展途上ですが、向上していくよう精進します。