ランナーの問題

健康のために運動・体操などを行っている人は多いのですが、どんな動きでも偏った体の使い方のまま、正しく体を使えていないと、健康に悪影響ということがあります。

その一例がランナーの問題です。健康のために走り始めたのが、走ることにハマり、大会入賞を目指すに至るなどで体にムリをさせてしまう問題もありますが、そこまでいかなくても日常的に走ることで、腰痛が悪化する・肩がこる・膝が痛むなど不調を大きくさせている人も多いものです。

ここでもこうした理由の一つには、足部の問題が関わってきます。足部は体を支えるのもそうですが、体を持ち上げるはたらきがあります。(足のはたらき) 足に力が入ることで壊れにくい体ともなるのですが、足の弱いランナーでは、走るほどに足が体の重さにつぶされながら体を支えることになります。

逆にいうと、足部が正しく機能していないと、上半身(膝から上)を鍛えている(負担をかけている)ようなものです。

また、足部(スネ・足首・足の指など)に痛みが出る場合もありますが、それはどの部位をよりつぶしているか、ということです。

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今の体の状態からよくなるために施術で新しい感覚が入り、それを体に馴染ませることや、今までの体になかった機能を引き出そうとすること(限界突破)は大事で、そのために日常的に自身でトレーニングや訓練を実践することはとてもいいと思います。

また自身でいい体の感覚を定着できると、それは体にとっての強い安定状態にもつながります。

ただし、今まで不調を抱えていた体や、運動によって体の不調が表面化してきた体の場合には注意しましょう。

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ぶちこふ
大学生時代は解剖学教室で骨形態の研究、査読論文執筆掲載。元日本解剖学会員、元健康運動指導士。 美容整体院での施術歴が長く、現在はフリーの整体師となり、日本古来の療術にハマっています。 技術・知識・人間性総じてまだまだ発展途上ですが、向上していくよう精進します。