【カピバラ】
・世界最大のげっ歯類で、そのルックスから人気を博しているカピバラです。人間だけでなく、他の動物からも愛されております。
鳥に乗られたり、サルに囲まれることもありますし、ワニとでも仲良くできるのです。また、他の動物が競い合うように、カピバラの背中の上を奪い合うこともあります。
もし嫌なことをされたときには、ただ走って逃げます。時速50キロで走るとされ、それは陸上競技の金メダリストより速いです。
・カピバラ同士でも仲がいいです。血縁関係のあるメスであれば、子育てを共同で行いますし、カピバラの赤ちゃんは群れのどのメスからでもお乳をもらえます。(赤ちゃんの面倒は、父親が見ます。)
・カピバラという名前には、”草原の支配者”という意味があるそうです。
カピバラの、”些細なことは気にしない”、”愛情深い”といったことから、誰とでもよい関係を築ける者は、平穏でゆとりのある人生を歩むことができる、と学べます。
【ラーテル】
・ラーテルは、イタチ科の体高25cmほどの小型哺乳類ですが、”世界一怖いもの知らずな動物”としてギネスブックに登録されている動物です。
・ラーテルの武器は、爪やトゲを通さない分厚い背中と、スカンクのような臭腺、そして強気な性格を持っていることです。
ライオンや牛、人間さえも恐れずに立ち向かい、ある時には毒を持った巨大なコブラを捕食することもあります。
巨大な敵に決してひるまずに威嚇し、ひるんだ相手はラーテルを襲うことを諦めて去ってもいきます。さらには、ラーテル自らが襲いかかったり、エサを横取りすることもあります。また、死んだフリをして嘘をつくずる賢さもそなえています。(体を裏返されると弱くなります笑。)
・社会では、「空気を読め」、「協調性を持て」、「長いものには巻かれろ」などと言われ、「こんなことおかしい」と思うような状況でも、人は戦うことを恐れ、ストレスを抱えてしまうこともあります。
ラーテルの生き方は、「臆病になるな」、「太く生きてもいい」のように現代人に勇気を与えてくれます。
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参考:麻生羽呂/篠原かをり著「動物が教えてくれる競争社会で生き残る方法」
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