動物から学ぶ5(完)

動物から学ぶ1

【カピバラ】

・世界最大のげっ歯類で、そのルックスから人気を博しているカピバラです。人間だけでなく、他の動物からも愛されております。

鳥に乗られたり、サルに囲まれることもありますし、ワニとでも仲良くできるのです。また、他の動物が競い合うように、カピバラの背中の上を奪い合うこともあります。

もし嫌なことをされたときには、ただ走って逃げます。時速50キロで走るとされ、それは陸上競技の金メダリストより速いです。

・カピバラ同士でも仲がいいです。血縁関係のあるメスであれば、子育てを共同で行いますし、カピバラの赤ちゃんは群れのどのメスからでもお乳をもらえます。(赤ちゃんの面倒は、父親が見ます。)

・カピバラという名前には、”草原の支配者”という意味があるそうです。

カピバラの、”些細なことは気にしない”、”愛情深い”といったことから、誰とでもよい関係を築ける者は、平穏でゆとりのある人生を歩むことができる、と学べます。

【ラーテル】

・ラーテルは、イタチ科の体高25cmほどの小型哺乳類ですが、”世界一怖いもの知らずな動物”としてギネスブックに登録されている動物です。

・ラーテルの武器は、爪やトゲを通さない分厚い背中と、スカンクのような臭腺、そして強気な性格を持っていることです。

ライオンや牛、人間さえも恐れずに立ち向かい、ある時には毒を持った巨大なコブラを捕食することもあります。

巨大な敵に決してひるまずに威嚇し、ひるんだ相手はラーテルを襲うことを諦めて去ってもいきます。さらには、ラーテル自らが襲いかかったり、エサを横取りすることもあります。また、死んだフリをして嘘をつくずる賢さもそなえています。(体を裏返されると弱くなります笑。)

・社会では、「空気を読め」、「協調性を持て」、「長いものには巻かれろ」などと言われ、「こんなことおかしい」と思うような状況でも、人は戦うことを恐れ、ストレスを抱えてしまうこともあります。

ラーテルの生き方は、「臆病になるな」、「太く生きてもいい」のように現代人に勇気を与えてくれます。

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参考:麻生羽呂/篠原かをり著「動物が教えてくれる競争社会で生き残る方法」

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ぶちこふ
大学生時代は解剖学教室で骨形態の研究、査読論文執筆掲載。元日本解剖学会員、元健康運動指導士。 美容整体院での施術歴が長く、現在はフリーの整体師となり、日本古来の療術にハマっています。 技術・知識・人間性総じてまだまだ発展途上ですが、向上していくよう精進します。