寝る2

以前の寝る関連ページ:寝る1、寝て終わる日もある疲れる体

今回の”寝る”の内容は、睡眠のリズムについてです。よくいわれるのは、「1日のリズム」や「1日を規則正しく」などありますが、こうした生活のリズムは、睡眠によってつくられます。

多くの人(よい睡眠ができている場合)は、昼間起きて働いたりしていて、夜になると自然と眠くなってきて、睡眠をとります。そして睡眠は6~8時間続いて、朝になると自然に目が覚めて、昼間また活動することになります。

こうした睡眠と覚醒のリズムは、一定のリズムで繰り返され、概日リズム(がいじつリズム、サーカディアンリズム)といいます。

ここで、実験である人を1日の移り変わりがまったく感じられない部屋に隔離します。そのなかでの睡眠は自由にとれます。そして、睡眠と覚醒のリズムを観察します。

その結果は、約25時間を1周期とするリズムとなりました。これを人間が本来有しているリズムであると考え、フリーランリズムといいます。

次に隔離した部屋において、照明の調整により1日を24時間とする状況をつくると、このフリーランリズムは24時間の周期に合ってきます。

つまり、普段の生活の昼夜の変化は、睡眠リズムをフリーランリズム(25時間)周期から1日(24時間)周期に同調させていることが分かります。

フリーランリズムを形成しているのは、視床下部が時計のような働きをしているためですが、この視床下部には眼球からの明るさや暗さの情報の入力もされ、これにより1日周期との同調がなされ、概日リズムとなります。

そして、概日リズムの指令は、睡眠と覚醒のリズムもつくることにもなります。また、その指令は松果体のメラトニン(ホルモン)の分泌量の調整にも関わります。このメラトニンも睡眠のリズムに関係するとされています。

さらに、メラトニン以外のホルモンの分泌量や体温は概日リズムにより増減することが分かっており、睡眠以外の体の機能にも概日リズムは関与していることになります。

そのために、不規則といわれる生活を送っていれば、体のいろんなリズムを崩してしまいかねません。

こうした生活のリズムということからも、睡眠は健康な生活を送るためには大事なことです。

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参考:當瀬規嗣著「よくわかる生理学の基本としくみ」

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ぶちこふ
大学生時代は解剖学教室で骨形態の研究、査読論文執筆掲載。元日本解剖学会員、元健康運動指導士。 美容整体院での施術歴が長く、現在はフリーの整体師となり、日本古来の療術にハマっています。 技術・知識・人間性総じてまだまだ発展途上ですが、向上していくよう精進します。