急がば回れ

例えば、肩こりがつらいという人に対して、肩(悪いところ)をよくしようとすると、それによって全身の緊張もゆるめることにもつながりますが、またすぐに肩こりの状態に戻ります(元に戻る)。

体の不調を感じている部位というのは、負担のかかっている場所であり、そこをよくしたところで、負担のかかりやすいところにさらに負担をかけてしまうだけ、ということがよくあります。

多くの人は体の不調を強い緊張で補っているために、その強い緊張状態ではなかなか効果も出にくくなります。

そういった場合には、患部をみるよりまず全身の緊張度を下げていきます(この作業も相当たいへんですが…)。それだけでも体は強い緊張状態から解放されて”ラク”という感じになっていくのですが、それから患部への施術をしていくという順番です。

そのなかで、負担をかかえるという本来の仕事をサボっている部位を見つけ出し、その機能を改善していきます。そうしたサボっている部位にも、そうなってしまう理由があるわけですが、改善していければ患部の負担が分散されます。

(動作の負担が、全身で均等に分散されないために、体の使い方に偏りが生じ、負担のかかりすぎる部位がでています。)

よくなりにくい症状というのは、体の限界に達して生じており、自然な回復が難しくなっています。遠回りになってしまっているようでも、直接患部を施術するよりは、改善への近道となる場合も多くあります。

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ぶちこふ
大学生時代は解剖学教室で骨形態の研究、査読論文執筆掲載。元日本解剖学会員、元健康運動指導士。 美容整体院での施術歴が長く、現在はフリーの整体師となり、日本古来の療術にハマっています。 技術・知識・人間性総じてまだまだ発展途上ですが、向上していくよう精進します。