感覚の偏り

感覚の偏り/歪み/クセ(癖)などは、体の機能に偏りを生じさせてしまいますが、それが日常生活に支障がなければよしとできたり、人それぞれの個性ということもできます。

よく本人は全身を使って歩けているとか、理想的なフォームで動いていると思う人は多いですが、周りからみると結構チグハグな動きであったりします。

本人はいくら自分の体を正しく使っているとか、正常な感覚であるとしても、体の機能に偏りがあれば、
・自分が感じやすいものを優先的に感じたり、
・感覚が低下している部位を感じられない
といったことは生じており、あいまいな感覚(自分の感覚に合った動き)でしかありません。

こうした状態では、血液循環にも偏りが出ています。交感神経の過剰な活動は、大きな血管では血液循環が促進されますが、毛細血管となってくると逆に循環不良となります。血液循環の偏りは、全身の感覚(体の使い方)にも偏りを生じさせるのです。

そうした場合、左右半身でも偏りが出てしまい、体の使い方の左右差となり、負担が全身で均等に分散できず、局部に溜まってしまいます。

その局部への負担が一定を超えると、痛みが出たりと不調につながるのですが、これを感じるのも感覚の敏感な部位であり、感覚の鈍感な部位に負担があっても痛みを感じにくくなります。

たとえば、肩こりがずっと昔の手の指の骨折が原因の人だとすると、手や指まわりは緊張で固められて異常を感じれなくなっています。一方でかばおうとする肩関節一帯には余計な緊張や動きが必要で、一定を超えるとツラさが生じてしまいます。

敏感な首肩では痛みが気になり、気にするほどに少しの負担でもさらに敏感に痛みを感じてしまい、手や指ではさらに感覚が低下していき、不調が消失していきません。(負担がかかる体の使い方もそのままです。)

そして、それでも生活のなかで不調を抱えた動かない体を動かさなければならず、さらに交感神経の過剰な活動が必要とされるという悪循環です。

体を動かす実際には思っているほど正しく使えていないとか、
感覚の鈍感な部位が原因となっていればそれに気づきにくいとか、
交感神経の過剰な活動を抑制させたいとか、
という話でもあるのですが、

先々の施術では、体の機能を整えるというだけでなく、感覚の偏りについても改善できるようにしたいと思っております。

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ぶちこふ
大学生時代は解剖学教室で骨形態の研究、査読論文執筆掲載。元日本解剖学会員、元健康運動指導士。 美容整体院での施術歴が長く、現在はフリーの整体師となり、日本古来の療術にハマっています。 技術・知識・人間性総じてまだまだ発展途上ですが、向上していくよう精進します。