上虚下実

施術では患者さんへ、体がどんな状態になっていくか、といった理想的な体のイメージを話すようにしています。

患者さんにとっても施術者にとっても、そのイメージがはっきりしているほど、より高い体の機能のイメージであるほど、患者さんの体の反応もよくなりやすいためです。また、施術者のイメージを超えた体にすることはできません。

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イメージの多くは、ここでは簡単にいうと、上虚下実の感覚の状態です。これは上半身は余計な力が抜けていて、下半身は丹田というようにお腹に力が入っていたり、体を持ち上げるように足部にも力が入り、力が充実している状態です。そして、体全体として安定感があります。

しかし、たいていの人はお腹や足部に力が入らず、上半身でバランスを取ろうとしています。他にも左右差や局部などに問題があったりしますが、下半身にしっかりと力が入っているか、というのは体の機能の指標として施術でよくみています。

まずはこのような上虚下実の体に変わっていけると、体としては大分ラクに感じられます。

そしてさらに施術では、患者さんが身心ともに元気な状態で仕事をしていたり遊んでいることをイメージするようにしております。

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ぶちこふ
大学生時代は解剖学教室で骨形態の研究、査読論文執筆掲載。元日本解剖学会員、元健康運動指導士。 美容整体院での施術歴が長く、現在はフリーの整体師となり、日本古来の療術にハマっています。 技術・知識・人間性総じてまだまだ発展途上ですが、向上していくよう精進します。