空気を読む

日本の文化のひとつとして、場の”空気を読む”ことがあると思います。ハイコンテクスト文化/社会と言われるようです。

ー日本はハイコンテクスト(文脈が多くの情報を持つ)社会であり、メッセージから意味や行動を推測する際には文脈に依存しています。そのため言葉やコミュニケーションは間接的で柔らかく、含みを持ち、繊細なものになります。

ハイコンテクスト社会では、手がかりから空気を読んでもらえることを期待して、主に話し手から聞き手へと意図が伝えられます。“空気を読む”というのは、日本における間接コミュニケーションの基本となっています。

つまり言葉を使わずにメッセージを伝えようとし、相手のエネルギーを感じ取って言葉を介さずその意図を読み解くということです。ー

(参考:ARAB NEWS https://www.arabnews.jp/article/arts-culture/article_48574/)

よく仕事の場では、上司などから「あれやっといて」とか「なんかこう、もっとうまくできないかな」とか、曖昧な指示を受けることがあります。

施術をしていても、「なんか違和感がある」や「なんとなくスッキリしない」など、患者さんから言われることが多いです。

こうした場面では、”はっきりしない人”と思うのではなくて、【上司の求めていることは何なのか】や【患者さんの目指すところはどこか】と考えていきたいと思います。

ここで言いたいことは、曖昧なことからも相手の望んでいることを考えたり、また自分から必要なことや問題を見つけていきたい、ということです。

欧米のハッキリ言う文化(私は詳しいほどではないですが…)がよくないということではありません。世界は欧米を中心とした考えが主軸となっていることも多いみたいですが(よくある施術に関しては欧米色は結構強いでしょう)、場の空気を読むというのは日本以外にアラブ諸国もあります。

そうしたなかで良い/悪いでなく、いろんな考えがあるんだなと理解し、またそうしていけることが相手のことを考えれたり、空気を読むことにもつながっていくのでしょう。

AIの時代とかいわれますが、言われたことがしっかりできる人というのは、そうしたことが得意なAIやロボットに取って代わられてしまうとされます。しっかりと考えれる人にはなっていきたいと思います。

そして、考えているだけだと頭がパンパン(頭でっかち)になってしまいます。考えたことを実行に移して動ける【考えたら、その分動く】と理想ですね。

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ぶちこふ
大学生時代は解剖学教室で骨形態の研究、査読論文執筆掲載。元日本解剖学会員、元健康運動指導士。 美容整体院での施術歴が長く、現在はフリーの整体師となり、日本古来の療術にハマっています。 技術・知識・人間性総じてまだまだ発展途上ですが、向上していくよう精進します。