体に不調があると、その部位を中心に丸まった姿勢になります(まっすぐな姿勢2)。このことは骨盤をみても、防御反射的に骨盤を前傾させて、丸まるような感じになります。
(ここでいう骨盤前傾とは、地面に対しての前傾ではなく、大腿骨に対して前傾・屈曲することです。理想は完全伸展している状態で、骨盤の”後傾”はないと考えます。)
つまり、屈曲・内旋の体が閉じる動きということです。で、こうした状態のときには、骨盤にある”仙腸関節”を固めてしまうのです。
そのため、骨盤の柔軟性が低下してしまい、その分を腰(椎)や股関節の動きに頼ることとなり、腰部や太もも(外側)が張ったり痛くなるという人は多いです。(仙腸関節が負担を担当したいのに、できなくなっています。)
また、そういった人は骨盤が”箱”みたいな感覚になっていて、箱から脚や背骨が出ているというイメージです。
そうした体が良いほうに向かっていくと、骨盤(股関節)が完全伸展、つまり伸展・外旋の体が開くような動きになっていきます。もちろん、骨盤や股関節だけというのではなく、全身がよくなっていく結果としてです。
仙腸関節も機能できるようになり、脚が腸骨から動いている感覚となってきます。また、腸腰筋というインナーマッスルも使えるようになり、体の中心またはお腹から脚が出ている感じにもなります。つまり脚が長くなった感覚ですね。
そして、腸腰筋は腰から内転筋群に連動するため、自然に内転筋が使えるようになると、体の中心軸がつくられます。【疲れにくさ】【体の土台の安定】【外ももの張りの減少(脚が細くなる)】ことにつながります。
逆にいえば、箱から脚の状態であれば、いくらトレーニングを頑張っても、インナーマッスルは鍛えられずに、外ばかりがパンプアップして、太い脚になってしまうのです。機能回復(内転筋)
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