腓骨のはたらき

腓骨は大腿骨の次に長い骨で、脛骨と下腿を構成しています。しかしその役割はというと、なかなか知られてはいません。そこで今回は腓骨について書いていきます。

まず、膝下というのは骨がたくさんあります(下腿2本、足部26個)。ということは、膝下で地面の状態に合わせて、体のバランスを取っているということです。そのために膝下に力が入り、立てていることが理想です。(関連:足のはたらき)

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腓骨について調べてみると、2つの役割があるということです。
一つ目は、地面からの衝撃の吸収です。脛骨と腓骨が互いに捻れ合いながら、地面に合わせつつ衝撃を吸収するということです。しかし、膝上の大腿をみると骨は大腿骨1本しかなく、大腿は力を吸収する部位ではないのですね。このことからも、膝下で衝撃吸収を完結できているのは理想です。

二つ目は、足関節を様々な方向に動かせることです。これにも、脛骨と腓骨の捻れ合いが関わります。足首の動きは、足首だけで動いているのでない、のですね。

また、腓骨を骨折した場合には、足首の痛みや脚の疲れが生じやすいとされます。

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腓骨は、脛骨の4分の1の太さのために、体重(重心)は脛骨に乗ってきてほしいです。
しかし、多くの人はO脚でなくても腓骨に乗ってしまいます。そして疲れやすく、足に力が入らない外側重心では、踏ん張りも弱くなっています。
(逆に、見た目はO脚でも、脛骨に乗っている感覚の人もいます。)
こうしたことは、改善していきたいポイントでもあります。

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ぶちこふ
大学生時代は解剖学教室で骨形態の研究、査読論文執筆掲載。元日本解剖学会員、元健康運動指導士。 美容整体院での施術歴が長く、現在はフリーの整体師となり、日本古来の療術にハマっています。 技術・知識・人間性総じてまだまだ発展途上ですが、向上していくよう精進します。