自身の体への興味

日常をたのしく過ごしていくために、体を正しく使えれば(よくなっていけば)、それ自体が体からすると心地よい”快感覚”となり、また体を動かすことが好きになり、たのしくなっていきます。

体がよくなる・治るには、体が自分にとって
・よい影響を与えるもの
・頼りになるもの
・素晴らしい協力者
のように、自分の体へのプラスのイメージを持っていることが前提として必要です。そうした自分の体への興味や体が好きであるからこそ、その人の体は活性化しやすくなります。

―――

スポーツを例にすると、スポーツをすることが好きという人は、体を使うことでの充実感や達成感を何度も経験しているために、体は自分にたのしさを教えてくれるものというプラスのイメージを持っています。
(私の知り合いの人では、アメフトをやっている人がいますが、最近はキックボクシングを始めたり、柔術をしてみたりしていて、さらにはケガをしても何ともないような顔でまた練習をしてと、体を動かすことが本当に大好きなんだなという人がおります。)

しかし、スポーツをしていてもケガが続いてしまうことで苦しさやツラさを感じている人は(スポーツが大好きだったが、ケガをしてしまい、そのケガを受け入れられない人も)、体に対して”見たくないもの”や”嫌なもの”といったマイナスのイメージが強くなっています。

―――

体に不調を抱える人では、”体が痛い”や”不快感”という体に対するマイナスイメージを持つ人は多いものです。

それは、頭で考えて行動することが多く、また自然な体の反応を抑制していることでもあります。(自然な体の反応を無視している、またはそれ自体を感じられない。)

自分の体の状態を理解できるようになり、改善したいと思える意識になってくると、日常でも体に対する意識が強くなり、体を動かすことへの興味を持つようになります。

そのために、自身の”体を感じられる”ことは重要です。それにはつま先立ち歩く立禅跳びはねるなどは有用です。いきなり自分の体を好きでないところから好きになるというのは難しいものです。そもそも自分の知らないことには興味を持てないように、まずは自身の体を感じることで体への意識がついていくといいですね。

(施術においては、プラスイメージに変わっていくきっかけとして、体の機能が向上していくという新しい感覚―そのときだけラクになったのとは違う―を与えていきたいと考えています。)

―――

参考:感覚欲求

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

ABOUT US
ぶちこふ
大学生時代は解剖学教室で骨形態の研究、査読論文執筆掲載。元日本解剖学会員、元健康運動指導士。 美容整体院での施術歴が長く、現在はフリーの整体師となり、日本古来の療術にハマっています。 技術・知識・人間性総じてまだまだ発展途上ですが、向上していくよう精進します。