「無知の知」という言葉がありますが、これは”自分がものごとに対して知らないことがある”というのを自覚していることです。
それが「無知の無知」となってしまうと、”自分が知らないということが分からない”となります。
つまり、本当は知らないことがいっぱいあるのに、自分の知っていることばかりの世界となり、他の価値観を受け入れられなくなります。
いろいろな人がいて、いろいろな価値観・考え方があるなかで、なるべく”そうしたものがある”ということを理解していきたいです。
(他の価値観自体を主観的に理解しようとしてしまえば、客観的な正しい判断ができなくなる場合があります。)
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私は少しずつでも読書をしていこうと思うのですが、以上のようなことが、本を読もうとする一つの理由となります。
(読んだ本のなかには、内容が理解できない・面白くないときがありますが、その場合には、”まだ今の自分には理解できる能力がない”ということですね。)
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最近読んだ本は「メタ・マトリックス図解思考」ですが、そこでの考え方は私は勉強になりました。それは、
売上を2倍にしようとするときに、ただ2倍にするだと、何をしていいのか分かりません。そこで売上を要素分解して、売上=客数×価格×来店頻度とします。それでも例えば価格を2倍にしたら、売上も2倍になりますが、そうではなく3要素とも25%ずつアップさせるのです。
3つの要素を少しずつアップさせると、一つの要素だけをアップさせるより大変さは減り、売上2倍も達成しやすいのです。
例えるなら、いきなり特大ホームランを狙うのでなく、コツコツとシングルヒットでいいから積み重ねましょう、ということでしょうか。
こうした考えのところに新しさというか面白さを感じました。(今までは売上というものについて深く考えていなかっただけかもしれませんが…。)
さらにこの本ではマトリックス図解思考といって、その考え方を人生設計に応用していますが、ただ本を読んで面白かったというのでなく、他にも転用できないかと自分でも考えていけると、より理解も深まると思いました。
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