野菜嫌いの言い訳

私は子どもの頃からほとんどの野菜を食べるのが嫌いで、ここ何年かで温野菜は食べられるようになったのですが、生野菜はいまだに食べられません。

人が感じる味の基本は、甘味・塩味・旨味・酸味・苦味といいます。甘味はエネルギー源の糖や脂質の味、塩味は体の機能のバランスを保つミネラルの味、旨味は骨や筋肉をつくるたんぱく質の味とされ、本能的に欲するものです。

しかし、酸味は腐敗物、苦味は毒物とされ、野菜にはこれらが多いのです。また、味を感じる舌の味蕾(みらい)は、大人になると減少していきます。

子どもでは野菜嫌いをよくききますが、野菜を食べることは本能的に有害と感じられ、しかも大人より敏感なのですね。

野菜の栄養素をみると、総じて体の調子を整える働きのビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含み、また体にとって野菜がそれらの重要な供給源といわれます。

野菜を食べずにそういった栄養が不足した結果、身体がだるい、イライラする、肌が荒れることになったり、ひどい場合には神経系、循環器系、免疫系などに大ダメージをもたらすともされます。

以上のことから野菜嫌いの言い訳ですが、

「体に有害であると敏感に感じ取れている私の体は立派である。」

「いろんな食物の消化酵素をつくらずに、(私の好きな)白米の消化酵素をつくったり消化吸収することに多くのエネルギーを注げる。」

「身体がだるかったり、イライラしてもしっかり寝たらすっきりしている。」

となりました。

とは言っても、目の前でおいしそうに生野菜サラダを食べている人を見ると、羨ましくも思ってしまうのです。

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ぶちこふ
大学生時代は解剖学教室で骨形態の研究、査読論文執筆掲載。元日本解剖学会員、元健康運動指導士。 美容整体院での施術歴が長く、現在はフリーの整体師となり、日本古来の療術にハマっています。 技術・知識・人間性総じてまだまだ発展途上ですが、向上していくよう精進します。