静止する

仕事などやらなくてはいけないことがたくさんある多忙な人のなかには、わずかな隙間時間の有効活用をしている方も多いものです。例えば、この後の会議までの10分間でメールの確認・返信をしよう、といった感じです。
また、本屋さんのビジネス書コーナーには、そうした時間を効率的に使うことが書かれた本も多くあります。

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しかし、こうした場面の体をみると、前の作業の感覚を脳や身体に残したまま、次の作業をしている、ということが多々あります。

一つの動作が一旦でも完結とならずに、次の動作、またその次の動作へと移っていくうちに、動きがどんどんと乱れてしまいます。そして、その乱れた動きを把握している脳にとってもストレスとなります。

このことは、体や気持ちの切り替えがうまくできていないということであり、次の作業に集中しきれず、作業の精度も落ちてしまいます。

そこで、”体の静止”ということをします。ほんのわずかな一瞬でも、ピタッと身体を止める時間をつくるのです。そうすると、それまでの動作・作業の感覚がリセットされ、新たにまっさらな感覚で次の動作に入ることができます。
また、静止した瞬時に、脳は全身の状態を把握することができ、脳もリセットされます。
(体の内部の動きはあるので、動作を止めるということです。)

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「何か頭や体がすっきりしないな」「今日は休めてないな」などと感じたときにやってみてください。

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ぶちこふ
大学生時代は解剖学教室で骨形態の研究、査読論文執筆掲載。元日本解剖学会員、元健康運動指導士。 美容整体院での施術歴が長く、現在はフリーの整体師となり、日本古来の療術にハマっています。 技術・知識・人間性総じてまだまだ発展途上ですが、向上していくよう精進します。