頭で食べる

「空腹が健康をつくる」という本の冒頭で、私が施術時に話している内容と同じようなことがありました。食べ過ぎを減らすと、体の調子がよくなりますよ、ということです。

1日3食は食べ過ぎているということですが、昔の人は1日2食でした。戦時中に欧米人の大きな体に追いつこうと、2食が推奨されたなど理由はあります。しかし、もともとの日本人の長い腸は、食べたものをじっくりと時間をかけて消化・吸収・排泄するようにできています。

そのために3食では、胃腸にとって負担となり、また現代人の運動量の少なさからも、食べ過ぎとなります。

また、お腹が減っているわけでないのに、”食事の時間だから食べる”ことは胃腸に負担をかけるともいえます。

どういうことかというと、本によると消化から排泄までは約16時間であるため、その時間中に「食事の時間になった」と食べてしまうと、胃腸がまだ仕事しているのに、さらに仕事を増やしてしまい、胃腸が休めないということです。

こういったことが、当記事のタイトルである”頭で食べる”というのです。お腹がすいた・減った気がするという思いこみ(脳の勘違い)で食べているのですね。

そのため、脳でなく体で空腹を感じてから食べると、胃腸を休ませることができ、元気な胃腸では消化吸収効率もよくなります。

食べ過ぎに慣れている場合、食べないでいると空腹を感じやすく、水を飲むことでお腹に刺激を与えると、空腹感がなくなります。

ただ本によると、注意として断食は病気のある人などは専門家の指導を受けたり、子供は運動量の割には胃腸が小さいので、断食は適さないとのことです。

私は高校生の野球部時代に朝食を抜くと、その日の調子がいいという感覚でしたが、運動量も多く夕食は食べまくっていました。しかし、今はそこまで体を動かさなくなり、数年前から改めて過食を意識してみると、

  • 体重が減って体が軽い
  • 頭がすっきりする
  • 疲れにくい

を実感しております。(他にもメリットは本に書いてありました。)

・・・食べ過ぎずに、お腹のグゥグゥと鳴るのを楽しんでいきたいと思います。

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ぶちこふ
大学生時代は解剖学教室で骨形態の研究、査読論文執筆掲載。元日本解剖学会員、元健康運動指導士。 美容整体院での施術歴が長く、現在はフリーの整体師となり、日本古来の療術にハマっています。 技術・知識・人間性総じてまだまだ発展途上ですが、向上していくよう精進します。